ニュースリリース

THK、IBM Db2 Warehouse on Cloudを活用し、データ活用基盤の構築を短期間で実現

基幹データの一元化とリアルタイム化により、実効的なPDCAサイクルを構築
2019年03月26日

TOKYO - 26 3 2019: 
2019年3月26日

 

日本IBMは、THK株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 寺町彰博、以下THK)が、データを活用して経営戦略に活かすことができるようなデータドリブンな業務環境の実現に向けて基盤整備を迅速に推進するため、IBM Db2 Warehouse on Cloudを採用したことを発表します。

THKは、「世にない新しいものを提案し、世に新しい風を吹き込み、豊かな社会作りに貢献する」との経営理念のもと、独創的な発想と独自の技術により、世にない新しいメカニズムを提案してゆく創造開発型企業です。グローバル展開を戦略の一つとして位置づけ、需要地生産こそが最適地生産との考えのもと、日本、欧州、米州、アジアの4極における製販一体体制の構築を進めています。

グローバル展開が拡大し、グローバルの販売・製品データを一元的に参照・分析するニーズが高まる一方、基幹システムは各地域や販売、生産などの業務ごとに構築され、社内データを横断した分析が困難でした。そのため、データの一元化や今後予測される爆発的なデータ量の増加への対応を、IT基盤のコスト削減とあわせて整備する必要がありました。

これらの課題を解決し、データドリブンな業務環境の実現に向け、THKはデータ分析の基盤としてIBM Cloud上で提供されているIBM Db2 Warehouse on Cloudの採用を決定し、オンプレミスのIBM iとのハイブリッド・クラウド環境を構築しました。IBM Db2 Warehouse on Cloudは、分析専用にチューニングされ、かつビジネスユーザーが使いやすいようにデザインされた高速なデータウェアハウスをクラウド上で迅速に実現できる、運用管理不要のフルマネージドのデータウエアハウスサービスです。今回、オンプレミスでIBM i上に蓄積されている基幹データをIBM Cloud上のIBM Db2 Warehouse on Cloudに連携し、販売、生産等のデータの一元化を図ると同時に、リアルタイムでの分析が可能になりました。クラウドを活用することで、約4カ月という短期間で基盤システムの構築を実現したほか、実稼働データをリアルタイムで把握できるようになったことで、データに基づいた実効的なPDCAサイクルを構築する事ができました。また、データベースにはフルマネージドサービスを採用することで、サーバーへのパッチ適用、バックアップなどインフラの運用管理が不要になるなど、運用管理コストの削減を実現しています。

今回の基盤システムの整備は主に全世界の販売データおよび国内の生産データを対象に実施しました。THKでは、今後、海外の生産データについても同様の整備を進め、変化に迅速に対応できるデータドリブンなビジネスの推進に向けた環境の構築を目指します。

ご参考情報
IBM Db2 Warehouse on Cloud

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