ニュースリリース

IBM、IBM Cloudを軸に、アジャイル(俊敏性)とイノベーションを向上し、
パートナープログラムを進化

2020年05月 7日

2020年5月7日

[米国ニューヨーク州アーモンク - 202055日(現地時間)発]

 IBMは本日、年次イベントThink Digital(英語)において、IBMビジネスパートナーの成功をご支援する、新たなパートナープログラムを発表しました。新しいIBM®︎ PartnerWorldプログラムには、ビジネスパートナーが、IBM Cloudを活用したアプリケーション構築やコード開発、知的財産(IP)の統合、およびサービス提供、などの業務を遂行するために有益なリソースが含まれています。

新しいPartnerWorldプログラムは、枠組みを、構築(Build)、サービス提供(Service)、販売(Sell)の3つの業務フェーズに分け、それそれにおいてビジネスパートナーにとって有意義な特典をより迅速に提供できるように設計されています。

IBMは、これまで中心となってきた「販売」フェーズに加えて、新たに「構築」および「サービス提供」のフェーズを追加することで、市場競争力を強化するためにクラウドを採用したビジネスモデルへと拡張・転換するビジネスパートナーをより支援していきます。今や、世界中のパートナーは、収益の58%を自身の知的財産(IP)から得ており(*)、クラウドベースのソリューションおよびサービスの提供にますます力を入れていると言えます。

これには、ハイブリッド・マルチクラウド戦略でのお客様へのご支援も含まれます。IBMは、IBM Systemsのポートフォリオを、Red HatやIBM Cloud Pakのソリューションを含むIBM Cloudを軸に強化し続けており、お客様は、ミッション・クリティカルなアプリケーションとの連携を、ITシステムの俊敏性を強化すると共に実現してくれるパートナーを求めています。

IBMパートナー・エコシステム担当ゼネラル・マネージャーであるデイビッド・ラ・ローズ(David La Rose)は次のように述べています。「世界は、このほんの数か月で様変わりし、それによりビジネスモデルの柔軟性が求められるようになりました。私たちのビジネスパートナーは、この間も、新たな課題に直面しているお客様へのご支援のために、クラウドでのビジネスモデルを適用し、そしてデジタル・スキルを強化しています。お客様へのご支援において、私たちのビジネスパートナーにはこれまで以上にその適応性と創造性が求められています。IBMは、この不確実な時期に新たな問題解決方法を模索するお客様を、IBMのオープンなハイブリッド・クラウド・アプローチを利用してご支援する、私たちのビジネスパートナーに寄り添い協力していきます。」

 

成長、イノベーション、および価値の共創

IBMは、クラウドビジネスへの移行を重要な市場機会ととらえ、IBMビジネスパートナーがお客様のために価値を創出して新たな収益源を開拓することへの支援を行います。

  • IBM CloudとIBM Systemsを用いてお客様へ価値を生み出すビジネスパートナーに報奨金を提供する新たなインセンティブを発表し、収益性のあるビジネスを支援します。独自ソリューションと知的財産(IP)の開発に投資する企業、専門的なスキルと業界知識を実際に示している企業、自社ソリューションの一部にIBMのソフトウェアとハードウェアを統合した企業などが対象となります。
  • PartnerWorldプログラムの3つの枠組みに適合するコンピテンシーを発表し、それに基づいたイノベーションの実現を支援します。これは、ビジネスパートナーが技術的な専門知識を深めること、また、お客様の成功の実現に向け重要な業界知識などを習得することに役立ちます。またIBMは、ビジネスパートナーの成功をよりご支援するため、電話、メール、チャットで個別支援を行う「ビジネス・パートナー・サポート・デスク」も新たに機能拡張しました。
  • ビジネスパートナーがIBM Cloud上でソリューションを迅速に学習、開発、テストできるようにするため、クラウドおよびコグニティブでの特典を組み合わせた新たな「IBM Partner Package」による価値の提供をします。IBMは、ビジネスパートナーのソリューション開発期間と市場投入までの時間を短縮する支援だけでなく、パートナーが世界的に認知され、自社開発のソリューションやサービスをより短期間で収益化するために役立つ販売網、エコシステム・パートナーなどの大きなネットワークを持っています。

 

市場フィードバックの反映

今回のプログラム変更には、最新の市場調査動向とIBMビジネスパートナーからのフィードバックを反映しています。

IDCのスティーブ・ホワイト(Steve White)プログラム担当バイス・プレジデントは、次のように述べています。「IDCでは、この新たなPartnerWorldプログラムの枠組みが、単一の業務形態に限定されることなく、ビジネスパートナーが市場で成功するために必要な要素を柔軟に提供できると考えます。新しいプログラムの枠組みは画期的なものであり、ビジネスパートナーは、構築、サービス提供、販売、それぞれの業務フェーズにおいて自社にとって最も重要な特典を享受できます。最も良い点は、どのパートナーも、これらどの枠組みにも参加できる点です。また特に、「ビジネス・パートナー・サポート・デスク」はビジネスパートナーがこの新たなプログラムを有効に利用するために大きな助けとなり、パートナーはPartnerWorldが提供するすべてを最大限活用できるようになるでしょう。」

Flagship Solutions Groupのマーク・ワイリィ(Mark Wyllie)CEOは次のように述べています。「Flagshipでは、ここ数年自社の知的財産(IP)への投資に力を注いでいます。PartnerWorldのこれらの変更により、IBM Cloudでソリューションとオファリングを”構築”するパートナーがより重視されるようになったことを嬉しく思います。」

 

パートナーのアジャイル(俊敏)な対応によるビジネス成長の実現を支援

本日の発表は、現在の厳しいビジネス環境において、パートナー・エコシステムを支え続けるIBMの姿勢を示しています。IBMは、ビジネスパートナーの成長、新たなスキルの習得、そしてクラウドとAIを採用して新たな形で市場に参入するために役立つ、以下のような多くのリソース(英語)を提供します。

  • PartnerWorldプログラムレベル等再確認期間の延長
  • 新たなPower、Storage、およびSoftwareライセンスに対する無利子融資の拡大
  • IBM CloudおよびAI のSaaSリソースの90日間無償提供
  • 認定されたデジタル共同マーケティング活動の100%払い戻し (**)
  • ビジネスパートナーによるデジタルマーケティングへの移行に役立つ無償プラットフォーム「My Digital Marketing」の提供

新たなPartnerWorldプログラムおよびエコシステム戦略により、IBMのビジネスパートナーは、迅速に新たなビジネスチャンスを追求し、IBMとソリューションを構築し、お客様が現在抱えるおよび将来に向けた課題の解決に役立つスキルや専門知識を培うことができます。

以上 

IBM PartnerWorldプログラムについて

IBM PartnerWorldプログラムは、IBMビジネスパートナーに、構築、サービス提供、販売の3つの枠組みを柔軟に用いて、お客様に価値を提供し成功するために必要なスキル支援、特典等を提供します。このPartnerWorldプログラムへの参加は無償であり、市場で比類のない価値を提供します。IBMは、ビジネスパートナーが、ビジネスにおいて最も安全なクラウドであるIBM Cloudをはじめ、業界で最も幅広いテクノロジーポートフォリオを活用し、170を超える国で展開するエコシステムネットワークに参画し、ビジネスを成長させることをご支援します。

詳細はこちらでご確認ください。https://www.ibm.com/partnerworld/(英語)

(*)「 Infrastructure Channels Leadership Council」より(New Value Exchange、IDC、ドキュメント番号US45029220、2020年1月)

(**) 一部の共同マーケティング活動では、対象となるデジタルマーケティング費用の100%払い戻しが可能です。詳細(資格基準と追加の条件等の適用など)を、I B M担当者までお問い合わせください。

当報道資料は、2020年5月5日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳です。原文は下記URLをご参照ください。

https://newsroom.ibm.com/2020-05-05-IBM-Evolves-PartnerWorld-to-Enable-Greater-Agility-and-Innovation-with-IBM-Cloud(英語)

IBM、ibm.com、IBM Cloud、IBM Cloud Pak、PartnerWorldならびにPowerは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corporationの商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。 現時点での IBM の商標リストについては、http://www.ibm.com/legal/copytrade.shtml(US)をご覧ください。

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