ニュースリリース

IBMとServiceNow、グローバルな戦略的パートナーシップを発表

新しいパートナーシップにより、IT、人事、顧客サービス、セキュリティー向けに一元化されたクラウド・プラットフォームにおいて、インテリジェントな自動化の導入を加速
2017年02月16日

TOKYO - 16 2 2017:
2017年2月16日

 

[米国ニューヨーク州アーモンク - 2017年2月14日(現地時間)発]

IBM(NYSE:IBM)とServiceNow(NYSE:NOW)は共に協力し、インテリジェントな自動化ソリューションを世界中のお客様に提供しています。両社は、複数年の戦略的パートナーシップに合意しており、ServiceNowのクラウド・ベースのサービス自動化プラットフォームとIBMの製品およびサービスを提供し、これまでの構造化されていない作業パターンを将来のインテリジェントなワークフローに置き換えます。お客様は、業務の自動化により、シームレスに業務を遂行する企業において、従業員に活力を与え、サービス・レベルを向上させ、これまでの仕組みを変革するエコノミクスをもたらすことができます。

企業は、より迅速に行動する必要がありますが、レガシー・ツールや手動のプロセスにしばられています。平均的な従業員は、11分に1回は注意がそれ、再度仕事に集中するのに平均で25分必要です。従業員は、より迅速に業務をこなして埋め合わせをし(とはいえ、必ずしもより効果的なわけではありません)、より強いストレス、より高いレベルのフラストレーション、より大きな時間的なプレッシャーを経験しています。1

IBMとServiceNowは、手動のプロセスを自動化することに重点を置き、より高い効率性をお客様の職場、特に、業務の複雑なGlobal 2000企業の職場にもたらします。今回の新しい戦略的パートナーシップでは、以下の取り組みを行います。

  • IBMは、コグニティブ・コンピューティングに関する幅広い投資と知的資本に加え、グローバルなサービス統合とデリバリー・リソースを活用します。
  • ServiceNowは、業界をリードするクラウド・ベースのソフトウェアを提供し、IT、人事、顧客サービス、セキュリティーにわたる業務をインテリジェントに自動化します。ServiceNowのアナリティクスとベンチマークにより、サービスの需要、サービス・レベルのコンプライアンス、その他の主要なパフォーマンス指標に対し、すぐに利用可能な洞察が提供され、企業の効率性を向上させます。
  • また、IBMとそのお客様は、ServiceNowのプラットフォームを利用し、あらゆる部門とあらゆる垂直市場において、プロセスを自動化するビジネス・アプリケーションを構築することもできます。
  • ServiceNowは、コグニティブ・ソリューション、Bluemix Infrastructure、IBM Cloud Orchestratorなど、IBMのグローバル・テクノロジー・サービスと統合されます。

IBMグローバル・モビリティー・サービスのゼネラル・マネージャーであるリッチ・エスポジト(Rich Esposito)は、次のように述べています。「ServiceNowプラットフォームへの現在の投資を基盤としたいと考えているお客様や、将来の移行を計画しているお客様は、IT戦略、企業ソリューションの統合、サービス・ガバナンス、モビリティー、ビッグデータ・アナリティクスなどの分野におけるIBMの専門知識を活用し、お客様が提供するサービスの充実を図ることができるようになります。さらに、このパートナーシップにより、IBMには、ユーザーのサービス・エクスペリエンスを強化し、運用コストを削減するクラウド・ベースのソリューションをただちに提供する可能性も開かれます」

さらに具体的には、今回のパートナーシップにより、お客様は以下が可能になります。

  • IBMが持つ幅広い専門分野の知識と能力を活用し、企業全体にわたる活動のシステムを設計できます。このシステムにより、さまざまな部門が共通のプラットフォームを活用し、割り当てや優先順位付け、コラボレーション、問題の根本原因の追跡を行えるとともに、生産性を向上させるリアルタイムの洞察を得られるようになります。
  • IBMのプログラム的なアプローチを活用して、各部門のサービス・クラウドを最適化するためのソリューションをマージ、移行、および展開できます。
  • IBMの経験を取り入れて、非常に複雑な環境でのサービスの統合方法を定義およびガイドできます。

ServiceNowの販売部長であるデイビッド・シュナイダー(David Schneider)氏は、次のように述べています。「お客様は、ServiceNowのクラウド・プラットフォーム上でIT、人事、カスタマー・サービス、およびセキュリティーにわたるインテリジェントなワークフローを提供できるようになりました。このパートナーシップにより、アナリティクスやワトソンへの投資に対するIBMの経験や規模と、ServiceNowのインテリジェントな自動化機能とを組み合わせて、両社のお客様に経済面での革新を確実にもたらすことができます」

IBMは、ServiceNowのグローバル戦略パートナーであり、2011年よりServiceNowの包括的なポートフォリオのマネージド・サービス・プロバイダーとなっています。現在IBMは、ServiceNowにおける最大のグローバル展開の一部を管理しています。

ServiceNowについて
ServiceNowは、サービスマネジメント・プラットフォームを企業に提供する「エンタープライズ クラウドカンパニー」です。ServiceNowのプラットフォームを利用すれば、電子メールやスプレッドシートへの依存性を除去しながら、業務フローを定義・構築・自動化し、企業におけるサービスのデリバリと管理を変革することが可能となります。ServiceNowは、IT部門だけでなく、人事、経理、ファシリティ、フィールドサービスなどあらゆる組織にサービスマネジメントを提供することにより、人々の働き方を変えていきます。 www.servicenow.com/jp/

IBMグローバル・テクノロジー・サービスについて
IBMグローバル・テクノロジー・サービスは、ビジネスの変革を図ってコグニティブとクラウドの時代をリードするための比類ないグローバル・デリバリー・ネットワークに支えられた、エンドツーエンドのITコンサルティングおよびビジネス・サービスを提供します。クラウド・サービスのインテグレーターであるGTSは、統合された方法でサービスと基盤インフラストラクチャーを管理しています。GTSは、お客様のIT環境を近代化することで、複雑化する要件を満たせるよう支援しています。また、ビジネス・プロセスを向上させて収益性も高めることのできる革新的なテクノロジー・ソリューションを提供しています。

1 2008年4月5~10日開催のProceedings of ACM CHI 2008 Conference on Human Factors in Computing Systemsで発表された『The Cost of Interrupted Work: More Speed and Stress』の107~110ページ(http://doi.acm.org/10.1145/1357054.1357072)、Gloria Mark、Daniela Gudith、Ulrich Clocke著

当報道資料は、2017年2月14日(現地時間)にServiceNowとIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳です。原文は下記URLを参照ください。
http://www.ibm.com/press/us/en/pressrelease/51614.wss (US)

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